冬が越せるか 2022 7 31
欧州はロシアの天然ガスに依存しているが、
天然ガスの供給量を2割まで削減されるという。
(パイプラインの輸送稼働率が20%前後になるという)
今年の夏は各地で猛暑になっているが、
冬が厳冬になると欧州は冬を越せない。
おそらく厳冬でなくても冬を越せないと思う。
欧州がロシアの天然ガスに依存するようになったのは、
脱原発政策が原因と言わざるを得ない。
太陽光発電では曇りや雨の日は発電できない。
そういう日に備えて火力発電所が必要となってしまう。
(曇りや雨の日は電気を使わないというルールを作るべきだった)
風力発電では風が吹かなければ発電できない。
そういう日に備えて火力発電所が必要となってしまう。
1年中、風が吹いている地域があるが、
そういう地域で発電しても長距離の送電になり、
送電ロスは大きなものとなる。
結局、思いつきで脱原発政策をやってしまったために、
脱原発政策が欧州の命取りとなるでしょう。
天然ガスの高騰でインフレになる。
インフレになると利上げをする必要がある。
そうすると景気が悪くなる。
不景気と物価高が共存することになる。
典型的なスタグフレーションから脱却は難しい。
原子力発電所は、すぐ稼働できないので、
欧州は早急に、
ロシア・ウクライナ戦争の停戦をせざるを得ないでしょう。
天然ガス 2022 1 30
天然ガスは、パイプラインで
運んでこそ意味があります。
しかし、海で囲まれた日本は、
天然ガスを現地で液化して体積を小さくさせて
タンカーで運んでくる。
ここに日本の苦悩がある。
これでは手間がかかる上に、
コストが非常に高くなる。
そういうわけで
欧州をうらやましく思っていました。
ロシアからパイプラインで
天然ガスを運べるのです。
ところがウクライナをめぐって
欧州はロシアと緊張状態にあるから、
天然ガスを海外から求めるという。
つまり、欧州は、
日本の苦悩を共有したいということです。
これで欧州は、
資源高というインフレに悩むことになります。